'A' VS MONKEY KONG / A
イギリスのメロディック・ハード・コア・バンドの2ndアルバム。
ラウドでありながら、キャッチーなメロディを持った、
ハード・ロックンロール的なサウンドだが、この手の
メロ・コア・バンドとしては、I Like Tahoeのキーボード等、幾分
田舎臭さを感じさせる。この洗練されていないところがこの
バンドの大きな特色となっているところは面白い。楽曲の出来も
悪くないし、芋臭いメロ・コアが好きならば結構いけるはずだ。
日本語をジャケットに入れてきたりしているが、それに合わせた
様な日本の昔の怪獣映画のパロディを中ジャケットに入れて来る
センスは一風変っている。[82]
HOW ACE ARE BUILDINGS / A
イギリスのメロディック・ハード・コア・バンドの1997年に
リリースされたデビュー盤。何とも判りやすいバンド名だが、その
サウンドも結構判りやすい。キャッチーなメロディの
ロックンロール色が強い作品で、ところによっては意外とハードで
コアなところも見せている。THE WiLDHEARTS等よりは、
ハード・ロック色が少なくて、もっとストレートな感じのさせる
作品だ。ギターは結構ハードなのだが、方向性や軽い
ボーカルもあって、ハード・ロック的な感じは全く受けない。
楽曲の出来は悪くないし、キャッチーで聴き易いので、気軽に
楽しめるアルバムだ。[82]
HIーFI SERIOUS / A
イギリスのミクスチャー・ロック・バンドの2年振りとなる
3rdアルバム。元々メロ・コア的な色合いの強い
パンク・バンドだったが、今作ではそう言った要素も残しながら
やや趣を変えている。Somrthing's Going On等は確かにこれまでの
路線を継承したものだが、こう言ったロックンロール色の強い
楽曲だけではなく、Nothingの様なエレクトロニック・ポップを
ベースとしたヒップ・ホップと言った楽曲もある。憂いを感じる
メロディも多用されており、北欧のハード・ロックンロールや
ブリット・ポップのサウンドを上手く取り入れていて中々面白い
アルバムに仕上がっている。[84]