VANDENBERG / VANDENBERG

オランダのヘヴィ・メタル・バンドって当時は珍しかったですね。 まだ、造詣が浅かった頃で単に知らなかっただけなのかも知れないけど。 ARJEN ANTHONY LUCASSENが居たBORDINなんかも知らなかった訳だし。 あえてあげるならPICTURE位は知ってたけど。

で、このバンドはこのデビュー盤でまずテキサスで売れ出して、その後 日本盤が出るという流れになってます。 日本盤が出る前から、ラジオなんかでの露出が割とあったので、ラジオで 聴いて格好ええ〜とか思ってた。 日本盤が出ると聴いてすぐ予約に走りました。アルバムがリリースされる 前に予約した新人バンドの始めてのアルバムがこのアルバムでした。 まぁ、ADRIAN VANDENBERGも別のバンドでの活動経歴があって、その アルバムが少し前にCD化されたりしてるけど。

楽曲はメロディアスでくせがあって印象的で、BERT HEERINKのボーカルもそう。 叙情的で憂いがちょっとあってアップ・テンポで格好良いし、バラードの Burning Heartも良い具合だった。 実はこの後のFRIDAY NIGHTはそれほど好きと言う訳でもなくて、どっちかと言うと その後の最後のアルバムになったALIBIの方が好きだったりします。

このバンド後WHITESNAKEに加入して一層知名度を上げたADRIAN VANDENBERGだけど、 その後の活動はどうも好きじゃないんだなぁ。 と言うか、この頃の彼が特異だったのだろうか? でも、多くの日本のファンはこの頃の活動に幻想を抱いている人が沢山いると 思う。

ボーカルのBERT HEERINKはその後、ベースのDICK KEMPERとUNDER COVERって バンドやったり、ソロで活動したりと言うところですね。 ソロの方ではBurning Heartのオランダ語バージョンが聴けたりします。


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